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これに対し、ウミガメの産卵は夜間であり、子ガメの放流は早朝のため、確実に宿泊需要を伴う。ウミガメ博物館の入館者数(図表7)などから推定すると、少なくとも年間5万人以上はウミガメ目当ての客と思われる。
図表7 日和佐町ウミガメ博物館の入館者数の推移

2 国内外との交流
88年には「人間とウミガメの共存の道を探る」をテーマにウミガメ国際会議を開いた。会議には、8カ国から150人が参加した。90年には、ウミガメのふるさとサミットを開いた。
94年には、日本ウミガメ協議会と日和佐町が主催して第5回日本ウミガメ会議を日和佐町で開いた。会議には、国内外の研究者や大学関係者、保護団体、行政関係者ら120人が参加した。日本ウミガメ会議は、88年のウミガメ国際会議に集まった全国の研究者らが、効果的なウミガメ保護の方策を話し合うため、90年から始まった。この席で、防波堤や消波堤の建設で産卵場の砂が流出するなど環境が変化して上陸数が減少している例や、道路の建設に伴い産卵場所が移動している例などが紹介された。構造物の建築がウミガメの生態に影響を与えていることが改めてわかった。
ウミガメの縁でオーストラリアのケアンズと姉妹都市の縁組をしている。
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